好きな漫画と買った漫画を紹介するブログ

好きな漫画と買った漫画を紹介するブログです

ギャルとオタクはわかりあえない。

f:id:aDRXZRX9R2:20190107025837j:plain

 ブログ開設一発目ということで私が今一番尊いと感じている漫画、『ギャルとオタクはわかりあえない。』を紹介します。

 この漫画は河合朗先生によりコミックキューンで2015年10月号から連載されている(基本的には)4コマ漫画で、現在も連載が続いています。既刊は3巻。

 河合朗先生はガールズセクハライフの作者と言えばわかる人も多いのではないでしょうか。

 

~あらすじ~

 クラスから怖がられているギャルグループの1人である早乙女まりあはグループ内の友達にも内緒の秘密があった。それは萌え系アイドルTENちゃんの熱狂的信者だということ。しかしある日クラスメートの地味系女子である音無天音にアイドルオタクがバレてしまう。

 その後、まりあはライブ後に偶然TENちゃんの楽屋を覗いてしまう。そこに居たのはあの地味女子 音無天音だった。すぐに気づいた天音はまりあに対しアイドルオタクをバラされたくなければ内緒にしろと脅しをかけるのだった。

f:id:aDRXZRX9R2:20190107032608p:plain

 

~魅力~

 魅力は読んだ人の数だけ存在するのですが、今回は私が特に尊いと感じた3点を紹介します。

 

・まりあからTENへの愛情の強さ

 まりあはアイドルであるTENちゃんを神推ししています。中には本気で天使と信じているかのような描写もしばしば。そんなまりあは、推しアイドルがクラスメートの地味系女子であると知ってなおTENちゃんのライブに通い続けます。まりあにとってTENの正体が誰であろうとその愛は揺るがないのです。この姿勢は一貫されており、天音とは普通の友人として接しTENに対しては熱狂的な態度を取っています。

 

・天音からまりあへの依存

 天音は初め、まりあがアイドルオタクと言うことをバラされたくなければ……と脅しており、まりあからは小悪魔とも称されています。そんな天音ですがライブにまりあの姿が見えなかったり、まりあが自分ではないアイドルの最前で応援している姿を見ると動揺し、嫉妬するようになります。

 

・二面性を持つ個性豊かな登場人物

 ギャルだけどアイドルオタク、地味女子だけどアイドル……というふうに主役2人は2つの顔を持っています。それはこの2人だけに言えることではなく途中から登場する登場人物にも同じことが言えます。

 2人の学校に転校してくるアイドルのミッチーはTENをライバル視していますが天音に対しては犬のように懐いています。他にもアイドルでありながらTENの熱狂的ファンであるまりんの登場により物語は華やいでいきます。

 

~総評~

 百合漫画であることに間違いはないのですが、まりあのオタク仲間として男性も数人登場しますし、まりあと天音がディープな関係になっていくことは今後もないだろうと思います。その点はガッツリ百合を求めている人には物足りなく感じるかもしれません。

 本編に露骨なお色気描写などは無く(扉絵はたまにえっちなのがある)純粋な気持ちで読むことが出来ると思います。物語自体も大きな山場等は無くまったりほのぼのと、そしてまりあと天音の素直な一途さのおかげでストレスなく読み進めることが出来ます。今後この2人の関係性がどうなっていくのかが楽しみな作品です。

 2月27日に4巻が発売されるので今のうちに3巻まで揃えておくというのも手ですよ。

 

重要

 コミックキューンは単行本の売り上げが悪いと連載の継続が難しい雑誌であり、過去に何作も物語が途中で終わってしまい単行本も発売されず埋もれてしまった作品があります。もしコミックキューン内で好きな漫画を見つけた際は無事に完結してもらうためにも単行本を購入して応援しましょう。