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乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…

 皆さんは異世界に転生したらどんな自分になりたいですか?

 圧倒的な力で敵をねじ伏せ、大切な仲間を守り、悪からは恐れられ弱者からは敬われる、そんな自分になりたいですよね。

 私は、私に懐いている声が赤崎千夏なサイドテールの後輩が居れば自分のスペックはなんでもいいです。異能力とかいらないです。サイドテールの後輩が欲しい

 

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 そんなわけで久々の更新となりますが、今回紹介するのはこちら原作山口悟先生・作画ひだかなみ先生の『乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…』です。

 ツイッターの広告でみかけたことがある人も多いのではないでしょうか。

 アニメ化も決まっているそうなので既に読んでいる方も多いかもしれません。

 

~あらすじ~

 主人公は17歳で事故死した女子高生。気が付くと彼女は、事故の前日までプレイしていた乙女ゲーム「FORTUNE LOVER」の世界に転生していた。しかも、どのルートでも確実に破滅する悪役令嬢カタリナ・クラエスとして。

 自信が破滅のエンドを迎えないように主人公の攻略対象であるカタリナの婚約者でもある腹黒王子ジオルド、ジオルドの弟アラン、カタリナの義理の弟キース婚約者の友人ニコルや、カタリナ同様主人公のライバルとなるソフィアメアリ、果てには本来の主人公マリアとの親睦を深めていく天然タラシカタリナは見事ハッピーエンドにたどり着くことが出来るのか。

 

~魅力~

 悪役令嬢に転生する作品は数えきれないほどありますし、私自身はそれらを沢山読んでいるわけではないので比較することが出来ないのですが悪役令嬢転生モノへの入門としてはこれ以上にない作品なのではないでしょうか。

 理由としては3点、「ストレスが無い」「男キャラは恰好良くて女キャラは可愛い」「小説版の挿絵を描いている人と漫画版を描いている人が同じ」という点です。

 ストレスが無いというのは重要です。異世界転生とは得てしてそういうものです。一言で言ってしまえば、この物語に出てくるキャラクターは男も女も全員カタリナの事が大好きです。悪人が主人公を陥れようとすればすぐさま全員駆けつけてカタリナの潔白を証明します。その後悪人も主人公の事が大好きになります。

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 乙女ゲームの中に転生しているのですから男キャラが格好良いのは当たり前ですね。またこれが良い。腹黒王子・腹黒王子といつも比べられてひねくれた弟・義理の弟・親友の兄といったテンプレ男子達を好きにならない理由はありません。

 また、女の子達も可愛いが過ぎる。この女の子達もゲーム内では主人公のライバルとして存在していますが、カタリナによって物語が変化したこの世界ではもう全員カタリナの事が大好きです。2巻から登場する本来の主人公マリアもカタリナによって救われ、カタリナのために危険を承知で敵に挑んだりもうカタリナにゾッコンです。

 当のカタリナは(悪役である自分を好きになる奴なんているわけない)って考えなので一切彼らの想いには気付きませんが

 小説版の挿絵を描いてるのと漫画版を描いてる人が同じっていうのは地味に大きいと思います。漫画を読んでから小説版に興味をもって読んでみると絵が違いすぎて頭に入ってこないことはありませんか。「イラストレーターが描く漫画は絵は綺麗だけど漫画としては微妙だなあ」と思う方もいるでしょう。ところがどっこいこれは違います。漫画が、上手い(上から目線)。何より作品の事を理解ってる感じがいいですね。動きが付くことでキャラの魅力が5割増し。

 

~総評~

 100万点です。主人公は可愛くて男キャラはかっこよくて女キャラも可愛くて、物語も主人公のアホさと主人公を大好きな登場人物たちが繰り広げるストレス無しのコメディです。嫌う理由がありません。他の悪役令嬢転生モノにも手を出してみようと思える一品でした。

 また、漫画から入った方にはぜひとも小説版を読んでいただきたい。常にカタリナ目線で物語が進行する漫画版と比べ、小説版では各イベントごとにカタリナ以外の登場人物目線で物語が展開し各キャラの心情がわかりやすくなっています。

 4月に漫画版の新刊が発売されるようなので楽しみですね。